
記事のポイント
- クロックスは「かつての笑いもの」から脱却し、世界的ブランドとしての地位を確立しつつある。
- ヘイデュードは女性向け認知拡大に取り組んだが、コアファンである18〜35歳男性に注力する方向へ。
- TikTok ShopやPinterestを活用し、リアルなエンゲージメントと文化との接続で差別化を図る。
クロックス(Crocs, Inc.)のチーフブランドオフィサーに新しく就任したテレンス・ライリー氏は、SNS全盛のこの時代のブランド構築における達人といえる存在だ。
2020年から2024年にかけて、ライリー氏は1913年創業のアウトドアギアブランド、スタンレー(Stanley)のプレジデントを務めた。同ブランドはパンデミック中に数十年ぶりの好調な成長を遂げ、インフルエンサーやTikTokの後押しを受けて水筒が大ヒット。熱烈なファンが長蛇の列を作り、スターバックス(Starbucks)やターゲット(Target)のような企業との限定提携を実施し、『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)』でパロディ化されるほどの現象となった。
ライリー氏自身もModern Retailに対し、クロックスのカラフルなクロッグとスタンレーの巨大タンブラーはまったく異なるものだと語るが、どちらにも普遍性がある。「地球上どこへ行ってもクロックスを履いている人がいる。それは素晴らしい恩恵だ」と語る。
[▼会員登録をして続きを読む▼]
The post 「ダサい靴」はもう過去 スタンレーをバズらせた仕掛け人が語る、クロックスの再躍進 appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
ABOUT ME
