
記事のポイント
- 高級フィットネス市場は成長を続け、セリーヌやバラなどラグジュアリーブランドが限定コラボや高価格製品で存在感を示している。
- ハーキュール・スタジオなど新興ブランドも職人品質や限定生産を武器に、ライフスタイル志向の消費者ニーズに応えている。
- 健康・ウェルネスは優先課題となり、価格に敏感な市場ながら「自分を喜ばせる投資」として高級用品が選ばれている。
インフレや経済不安、5月に見られた消費者心理の冷え込みにもかかわらず、高級フィットネス用品市場は成長を続けている。
その成長を象徴する存在のひとつが、2020年にロサンゼルスで誕生した招待制ブティックスタジオ「フォーマ・ピラティス(Forma Pilates)」だ。
ビジネスおよびオペレーション担当ディレクターのカーティ・ライト氏は、Glossyの取材に対し、「高級志向の消費者は、製品に価値とブランディングの一貫性、そして魅力を感じられれば、価格に左右されない」と語っている。
フォーマの最初のスタジオは、ヘイリー・ビーバー氏やケンダル・ジェンナー氏といった著名人の支持を集め、話題となった。そのあとはフェニックス、オースティン、ダラス、ニューヨーク、マイアミへと展開し、事業を急拡大している。
ハイブランドとの協業が導くフィットネスとファッションの融合
さらに、ファッションブランドのセリーヌ(Celine)は今年4月、初のフィットネスコレクションを発表するにあたり、フォーマ創業者のリアナ・リーバイ氏とコラボレーション。ロサンゼルスで開催されたイベントでは、両ブランドの顧客を融合させた25人限定のマットピラティスクラスが開かれたほか、フォーマとリーバイ氏のインスタグラムフォロワー28万3000人に向けて、デジタル特典も提供された。
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The post 「人は自分を喜ばせるアイテムにこそ投資する」 拡大する フィットネス 市場のコラボ戦略 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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