
ジャウンス・メディア(Jounce Media)は、MFA(Made-For-Advertising:広告目的で作られたサイト)の取り締まり後、「低価格でリーチできるインベントリー(在庫)」を次なるターゲットとしている、と先日のDIGIDAY記事で報じた。現時点で、バイヤーは必ずしも低価格リーチのインベントリー(在庫)から予算を引き上げてはいないが、このカテゴリーとその測定方法に慎重なようだ。
ザ・ウェザー・カンパニー(The Weather Company)のデータおよび広告責任者であるデイブ・オレスネビッチ氏いわく、低価格リーチインベントリーとジャウンス・メディア(Jounce Media)がまとめた報告書に関して知るまでは、同社と協力関係になかったが、『weather.com』がどのように評価されているのか知るために、現在は連絡を取り合っているという。
「今回の件は、社内から少しばかり驚きの声があがった。なにせ、私たちの手元にはジャウンスが見ているデータがないのだから」とオレスネビッチ氏は話す。低価格リーチのインベントリーを取り扱う企業として挙げられたタブーラやコナティックスに関して、「バイヤーは自分たちが何を買っているのか、しっかりわかっている」とし、「低価格リーチのインベントリーを騙して買わせようとはしていない」と強調した。
ジャウンス・メディアの報告書は盛りすぎ?
オレスネビッチ氏は、自社のビッドリクエストがどのくらいの割合でタブーラに流れているのか明らかにしなかったが、コナティックスがweather.comの広告インベントリーに占める割合はわずか1%で、ジャウンス・メディアが報告書でまとめていた52%という数字は盛りすぎではないかという。
一方、低価格リーチのインベントリーの割合が高いためにジャウンスの指標リストから外された件に関してFoxニュース(Fox News)に尋ねたところ、広報担当者がメールで次のように回答を寄せた。「弊社はプレミアムコンテンツのパブリッシャーであり、ブランド各社とはプライベートマーケットプレイス(PMP)の提携を直接結ぶよう取り組んでいる。現在まさに、弊社のプログラマティックインベントリーの透明性を高めるために、サードパーティ事業を評価しているところだ」。なお、DMGメディアとトリビューン・パブリッシングにもコメントを求めたが回答はない。[続きを読む]
The post 「安価にリーチできる」サイトは MFA なのか? ベンダーは強い糾弾に困惑も協力的 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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