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「広告塔」から「共同設計者」へ リチュアルと セリーナ・ウィリアムズ にみるブランドの新たな協業モデル

記事のポイント

  • リチュアルがセリーナ・ウィリアムズを初の女性ヘルスアドバイザーに正式起用した。
  • 表面的な広告起用ではなく、開発段階から製品に関与する深い協業体制が特徴。
  • アスリート起用の本質的パートナーシップが、ブランド信頼と成長加速を後押ししている。

サプリメント企業のRitual(リチュアル)は、ブランドに新たなメンバーを迎えた。7月24日、同社はテニス界のレジェンドであるセリーナ・ウィリアムズを、ブランド初の「女性ヘルスアドバイザー」に任命したと発表した。

2022年にグランドスラム通算23回の優勝を経て現役を引退したウィリアムズは、今後、同社の新製品をテストし、開発段階での助言を行うなど、舞台裏でリチュアルに関わっていく。

「セリーナ氏は、リチュアルにおいてずっと北極星のような存在で、いつかパートナーシップを結びたいと思っていた」と、創業者兼CEOのカテリーナ・シュナイダー氏は語る。

「単なるブランドアンバサダーではなく、より深く関わってもらいたかったため、今回『女性ヘルスアドバイザー』という役職を用意した。セリーナ氏には、ウェルネス全般について自身のプラットフォームで発信してもらいたいし、我々の製品をいち早く体験し、フィードバックをくれることにも期待している」

ビューティ・ウェルネス業界におけるアスリートの存在感

これまでにも多くのアスリートが消費財ブランドのアンバサダーを務めてきたが、最近はビューティやウェルネス分野への関与が一段と強まっている。近年では、セフォラ(Sephora)ポーラズチョイス(Paula’s Choice)タッチャ(Tatcha)といった企業が、女性アスリートやスポーツリーグと提携する動きがみられる。

リチュアル自身も、2022年から2024年シーズンまで、米女子サッカーリーグNWSLのチーム「エンジェル・シティFC(Angel City FC)」の公式プロテインパートナーを務めた実績を持つ。

「アスリートは、身体的にも精神的にも最高のパフォーマンスを求められる存在であり、それがそのまま、消費者が何を身体に取り入れるかを考える際の信頼へとつながっている」とシュナイダー氏は述べる。

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