dairy

「響く広告は、他者が語る」 ゴーダディ CMOが語る、AI時代のブランドの届け方

記事のポイント

  • GoDaddyのCMOファラ・ハワード氏は、ブランドが語るよりも他者に語ってもらうアプローチを重視している。
  • AI検索の台頭により、従来の検索広告やSEOの前提が崩れつつあり、変化に対応した新戦略が求められている。
  • 広告予算の一部を柔軟に実験にあて、UGCやリアルなストーリーを活用したマーケティングを模索している。

今やマーケターの仕事は、広告分野の変化をいかに認識するかが重要になっているようだ。変化に臨機応変に対応して、その中で実験を繰り広げる。絶え間ない変化と変革。言うまでもなく、経済状況や関税も変動しているが、これは今回の話題の本筋ではない。

熟練したマーケターが現状をどう見ているのかを知るため、米DIGIDAYは3月のサウスバイサウスウエスト(South by Southwest:以下、SXSW)で、クラウドプラットフォーム大手「ゴーダディ(GoDaddy)」のCMOであるファラ・ハワード氏に話を聞いた。マーケティング分野のプレイブックにいま起きている変化や、広告やAI検索などに対するチームのアプローチがどう変わってきているのかについて、ハワード氏は詳細に語ってくれた。

なお、分かりやすく簡潔にするため,インタビューの内容は編集してある。

リアルなストーリーとUGCの重要性

──マーケティング分野では、従来のプレイブックが書き換えられつつある。消費習慣が変わり続けており、広告費をどこに使うかも変更する必要がある。現在のブレイブックについてどのように考えているか?

プレイブックは、我々がこうして話しているあいだも変化している。従来のチャネルに役割があるのは確かだが、用いるべき戦術がほかにもある。GTM(市場開拓戦略)にはソーシャルメディアが欠かせない。ソーシャルメディアで重要なのは、我々(だけ)が語るのではなく、顧客たちに我々のことを語ってもらうこと。顧客を広告の中心に据えることがとても大切なのは、人々は広告の中に自分自身を見たいものだからだ。広告と呼ぶべきですらないだろう。期待されているのは、すべてが洗練され心地よいものが配信されるのではなく、生のコンテンツをスマートフォンに取り込み、本物のストーリーを、ちょっと(ありのままというと違うかもしれないが)信じられないほどリアルに感じられるストーリーを語ることだ。

コマーシャルにも居場所はあるが、そのストーリーを、ほかの場所で拡散する必要があると考えている。言葉を届けて聞いてもらうのには、たくさんの声が必要になるからだ。続きを読む

The post 「響く広告は、他者が語る」 ゴーダディ CMOが語る、AI時代のブランドの届け方 appeared first on DIGIDAY[日本版].

Source: New feed

ABOUT ME
wpmaster
wpmaster
英語大好き人間のenglisheaterです。このブログではこのような英語に関する情報提供をしていきたいと思います。よろしくお願いします。