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「 Google 任せではらちが明かない」。自ら代替手段を模索し始めたマーケターたち

Googleの救いの手をただ待つのではなく、自らの手で窮地からの脱出を試みるマーケターもいる。

Googleが自社ブラウザChromeからサードパーティCookieを1%削除するなか、一部のマーケターは代替手段を試しはじめている。それらが完璧でないことは彼らも承知しているが、やるなら今しかないと考えている。とどのつまり、彼らが言うとおり、今でないなら、いつやる、という話だ。

「サードパーティCookieに代わる手立てには、今この時点において、2023年のいつよりも強い関心を抱いている」とプログラマティックマーケティングエージェンシー、MiQのアイデンティティ部門プロダクトリード、ジョージー・ヘイグ氏は話す。

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問題は多いがもはやGoogle任せではいられない
もっとも、関心のレベルと種類は地域によって異なる。

たとえばヨーロッパには、データパートナーシップが一部のマーケターの目に止まりつつあるようだ。データパートナーシップはファーストパーティIDと組み合わせて、パブリッシャーが所有および運営する環境内でおこなわれるもので、PMPまたは直接的なデータ共有関係によって実現することが多い。アドフォーム(Adform)のチーフテクノロジーオフィサー、ヨーヘン・スロッサー氏はこう説明する。「ファーストパーティデータへの意欲と移行が増している。我々の見る限り、ファーストパーティソリューションの使用は2倍に増えている」。

その動きを加速させている原動力のひとつが、アドフォームのアイデンティティハブソリューション「ID Fusion」だ。このソフトウェアはパブリッシャーに複数のアイデンティティソリューションの利用を可能にする。パブリッシャーが何らかのIDをアクティベートすると、アドフォームはそれをビッドリクエストに送り、広告主はDSPを介して、フレキシブルに入札することができる。スロッサー氏はこう言い添える。「我々のDSP環境において、2023年はアクティベーションが20%増えており、今年2024年はそれを有意に上回る伸びを見越している」。

ただし、忘れてはならないのは、こうした動きを支持するマーケターは依然、あくまで少数派だという事実だ。サードパーティCookieの代替を試すことに二の足を踏むマーケターはいまだ多い。ターゲティングおよび測定から「正確」さが失われ「予測」へと移行することになり、本質的にある程度の不確実さを認めざるを得なくなるからだ。

もっとも、代替法を試している者たちも完全に満足しているわけではない。彼らもまた、問題があることは重々承知しているが、いつまでもGoogle任せではらちが明かない、自ら対策を講じるしかない、と確信している。[続きを読む]

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