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『 幼稚園 』を完売させる付録はいかにして生まれたのか? 「原点回帰」で実現したコンテンツパワー

小学館が発行する4~6歳向けの雑誌『幼稚園』は、1931年に創刊。90年超の歴史を誇る老舗雑誌だ。小学館には、ほかにも1~3歳児向けの『ベビーブック』や、3~4歳児向けの『めばえ』などの雑誌があり、その特徴は対象読者の学年や年齢に徹底的に対応したつくりにある。

特に幼児期は年齢による違いが大きいため、その時期に合わせた能力や興味・関心に合わせたコンテンツづくりを進めている。

そのなかで昨今話題になっているのが『幼稚園』の付録だ。「自動改札機」や「セルフレジ」など日常生活で目にするものが多いが、大人が抱く従来の「付録」のイメージとはまったく異なる。クオリティが高く、紙でできたものとは思えないリアリティに満ちており、付録によっては完売する号もあるほどだという。

DIDIDAYがパブリッシャーを対象に5月に開催したイベント「DIGIDAY PUBLISHING SUMMIT」に登壇した小学館の幼児誌編集室室長を務める河内紫秀氏は、「自動改札や公衆電話が読者を熱狂させられる理由。『幼稚園』の「付録」はなぜこれほど魅力的なのか」というセッションで、「子ども向けのコンテンツで難しいのは、“必要性”や“有用性”を訴求しても、まったく見向きもしてくれないこと。まず楽しい、やってみたいと、子ども自身が思ってくれることを追求した究極の形が付録だ」と話した。

デジタル全盛の世にあって、小学館が子どもの心を鷲掴みにする紙製の付録を実現できている理由はどこにあるのか。河内氏のセッションをレポートする。
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