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おしり拭きにバブルガムの香りを  ウォルマート の購買データから生まれた幼児向け新商品

記事のポイント

  • デュード・ワイプスはウォルマートの購買データを活用し、幼児向け新商品を共同開発・発売した。
  • ウォルマートのデータ基盤「シンティラ」で併買傾向や価格感度などを把握し、商品設計に活用。
  • 高精度なファーストパーティデータは希少で、特に小規模ブランドにとって成長機会となっている。

デュード・ワイプス(Dude Wipes)の最新製品は、ウォルマート(Walmart)のファーストパーティショッパーデータを活用し、アイデアを調査から商品化へとつなげた好例となっている。

同ブランドは6月第3週、2歳以上の幼児向けウェットティッシュ「リル・デュード・ワイプス(Lil’ Dude Wipes)」をウォルマート限定で発売した。この新商品は、トイレに流せる仕様で、幼児向けに特化している点がほかのブランドとは異なる点だ

大人向けの製品とは配合が異なり、パッケージやブランディングも刷新されたが、エクストララージサイズは共通。これは、汚れやすい幼児には大判のシートが必要という共同創業者ショーン・ライリー氏らの考えに基づくものだ。香りはバブルガム風で、マスコットキャラクターをあしらったパッケージに加え、ステッカーやシールタトゥーも付属している。

子どもの自立心とユニークな商品設計

ライリー氏は米Modern Retailの取材に対し、「私の子どもはこの香り付きワイプを使いはじめてから『これは自分専用だから、自分でやる』と言うようになった」と語り、専用アイテムが子どもの自立心を育てるきっかけになったと明かした。

「まさか、特別なワイプがあるだけで『お尻拭いて』と頼まなくなるとは思わなかったが、自然とそうなった」とも述べている。

この商品は、ウォルマートのマーチャンダイザーが「ベビー用ウェットティッシュ棚に個性を出したい」と要望したことから開発がはじまった。

ウォルマートとライリー氏のチームは、同社のデータプラットフォーム「シンティラ(Scintilla)」を活用し、製品のニーズを検証した。シンティラは、2020年に設立されたウォルマート・データ・ベンチャーズが開発し、以前は「ウォルマート・ルミネート」と呼ばれていたもので、販売データや在庫、購買傾向、意識調査の結果などをサプライヤーが確認できる。

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