
今回はメンズブランド、ファカルティ(Faculty)の閉鎖について取り上げる。2021年にエスティローダーカンパニーズ(The Estée Lauder Companies)主導で300万ドル(約4.4億円)のシード資金を調達し、D2Cがより広範で困難な状況にある中、同ブランドは8月に解散した。
かつて話題となった男性用マニキュア・ブランド、ファカルティはもう存在しない。
2022年12月にティースジュエリー(トゥースジェム)も発売している同ブランドは、8月に解散した。それ以前の3月の時点でソーシャルメディアへの投稿は停止されていた。ファカルティは2019年に3種類のネイルポリッシュでローンチし、時期は未定だが男性用化粧品ファンデーション、アイシャドウ、毛髪染料にも進出する予定だった。ファカルティは2021年5月に、エスティローダーカンパニーズのコーポレートファンドであるニューインキュベーションベンチャーズ(New Incubation Ventures)などが主導するシード資金300万ドル(約4.4億円)を調達し、大きな話題を呼んだ。ニューインキュベーションベンチャーズはファカルティの閉鎖についてコメントを差し控えている。
ファカルティは、サードウェーブの男性、つまり男らしさには本当の定義がなく、したがって基準などは存在しないと感じている男性をターゲットにしようとしていた。ウマル・エルバブリー氏とともにファカルティを創業したフェントン・ジャグデオ氏は、ファカルティが閉鎖した理由については公式に明言しなかったものの、メンズビューティというカテゴリーをいまも信じていると語った。エルバブリー氏はコメントの要請に応じず、同氏のリンクトイン(LinkedIn)の職歴には5月にファカルティを退社したと記されている。
The post かつて話題だったファカルティの閉鎖は、 先進的インディーブランド の課題を浮き彫りに:Beauty & Wellness Briefing appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
