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アドテク業界の新トレンド「 キュレーション 」 不透明な選定基準によるリスクも

記事のポイント

  • 配送や燃料割引に加え、ストリーミング提供で特典を拡充している。
  • 広告付きプランの成長に貢献し、視聴者と広告収入を増やす意図がある。
  • Amazonに対抗し、リテールメディアを活用して顧客維持を図っている。

アドテクの世界で「キュレーション」という用語は、広告主やブランドが特定のオーディエンスを効果的にターゲティングできるよう、高級で品質の高い在庫を揃えて整理するプロセスを指す。

秋の会議シーズンが続くなか、これは2024年における業界のもっとも大きなバズフレーズのひとつで、「アドレサビリティ」や「独占禁止」、または誤用されることが多い「AI」のようなバズワードにも匹敵している。

プログラマティックな広告では利用可能な広告の在庫が膨大な量になることが多く、その品質も大幅にばらつきがあるため、キュレーションが特に有用だ。

販売側プラットフォームからの「キュレーション」の提案を、バイヤーと需要側の両方のプラットフォームから行われる「サプライパスの最適化」に対する反応と考えている関係者もいる。これは、2010年代後半からアップネクサス(AppNexus、現在の名前はザンドル(Xandr))などによって(おそらく)使われ、2020年前半からはザ・トレード・デスク(The Trade Desk)によって使われていることで注目を集めたプロセスだ。

この分野の識者は、このフレーズを生み出したのは誰かを議論しているが、この試みが効率性、すなわち不透明なことで悪名高いデジタル広告のエコシステムから、差別化されていないリセラーを追い出すのを目標としていることは明らかだ。

料金の重複、遅延、およびあらゆる種類の隠されたコストが、このようなSPO(サプライパスの最適化)活動の標的となっており、ヘッダービディングが普及するにつれ、プログラマティックなサプライチェーンに新たな複雑性が生まれた。そのため、広告主がヘッダービディングを使用して在庫にアクセスするための各種のパスを管理し、最適化することを求めていることから、SPO戦略はますます重要性を増してきている。これらの広告主は、従来のメディア代理店パートナーよりも、DSP(広告主側プラットフォーム)との直接の関係を好むこともある。続きを読む

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