
資生堂が、1872点の唯一無二のジェネラティブアート作品で構成されたコレクション、フューチャーリフレクションズ(Future Reflections)をマイアミ・アートウィークで発表した。ジェネラティブアートとは、AIなどの自律的なシステムを用いて制作されるアートを指す。このコレクションの作品点数は資生堂の創業年を反映しており、デザインはブランドからインスピレーションを得たもので、2017年に発売されたフューチャーソリューションLX(Future Solution LX)の製品コレクションとリンクしている。
12月4日から10日に開催されるマイアミのイベントには3万人以上の来場者が見込まれている。今年はほかにエディション・ドゥ・パルファン・フレデリック・マル(Editions de Parfums Frédéric Malle)やクリード(Creed)などの美容ブランドが出展する。
ジェネラティブアーティストとのアクティベーション
12月6日から8日の資生堂のアクティベーションでは、デジタルアート作品「フューチャーリフレクションズ」とともに、資生堂がスポンサーを務めるジェネラティブアーティストのハンナ・ヤン氏、ジェン・スターク氏、田中薫氏、ロバート・ホッジン氏らとの交流イベントやIRL体験が行われる。来場者は資生堂の「フューチャーリフレクションズ」コレクションの作品を無料で収集することができる。
今回のコレクションからランダムに選ばれた20作品は、資生堂のフューチャーソリューションLXラインの無料商品など、独自のユーティリティや特典をアンロックする。コレクションのそのほかの作品には、フューチャーソリューションLXの商品サンプルや、ブランドのウェブサイトで75ドル(約約1万1000円)以上購入すると15%割引になるなどの特典がある。
NFTはエンゲージメントのための有用なツールに
「資生堂はアートと深いつながりがある」と、資生堂の米国マーケティング・エグゼクティブバイスプレジデントのアレッシオ・ロッシ氏は述べた。「資生堂はミュージアムを所有しており、そのスペースでつねに複数の新しい才能を支援している。アート、サイエンス、クラフト、形、テクノロジーを融合させるという発想が、つねに資生堂の真髄にある」。資生堂は1600点を超えるアート作品を展示する資生堂アートハウスを所有している。同社は12月31日に終了する年度の売上高を前年比5.3%減の7220億円と見込んでいる。
続きを読む
The post アートに注力する 資生堂 がジェネラティブアートコレクションをマイアミ・アートウィークで発表 appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
