
- ウォルマート・インターナショナルのマクレイCEOはインターナショナル事業において地域の違いを活かした学びを重視している。
- 中国やインドでの迅速配送や生成AIの活用など、現地適応型テクノロジーが全体戦略を支えている。
- 撤退した市場からも運営知見を得ており、世界各国でサプライヤーの育成にも力を入れている。
ウォルマート・インターナショナル(Walmart International)のプレジデント兼CEOであるキャスリン・マクレイ氏は、約1年半にわたりその職務に就いており、米国外18カ国における同小売企業のブランドを監督している。
その範囲は、インドのECプラットフォームであるフリップカート(Flipkart)から、メキシコの複数の小売業者、さらには中国におけるウォルマートおよびサムズクラブ(Sam’s Club)店舗にまで及んでいる。
2025年5月28日、ニューヨークで開催されたバーンスタイン・ストラテジック・ディシジョンズ・カンファレンス(Bernstein Strategic Decisions Conference)において、マクレイ氏は自身の入社以降、インターナショナル部門に対する見解がどう変化したか、そしてその事業セグメントをいかに成長エンジンと捉えているかを語った。マクレイ氏は、ウォルマート・インターナショナルのトップに就任する前は、サムズクラブのCEOを務めており、同社には約10年間在籍している。
各国ごとにウォルマートと結びつくブランドは異なるとしながらも、マクレイ氏はウォルマート・インターナショナルを「ポートフォリオ」として捉えるべきではないという。各国のブランドはむしろ、「節約してより良く生きる(save money, live better)」という同社のモットーをそれぞれ独自の形で体現しており、共通点のほうが多いと述べる。
市場撤退も「学びの財産」
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The post ウォルマート 、中国・インドで急成長 国際市場での生き残り戦略 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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