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ウォルマート 、独自のリテールAIモデル「ワラビー」で小売業をパーソナライズ化へ

いまや世界には大規模言語モデル(LLM)の長いリストが存在する。そのリストに、新たに「小型の有袋類」が加わった。

10月9日、ウォルマート(Walmart)が小売業に特化した新たなAIモデルを発表した。同社が提唱する「アダプティブリテール(Adaptive Retail)」時代の象徴として、ショッピングやカスタマーサービスのパーソナライゼーションを支援する。

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「ワラビー(Wallaby)」と名づけられたこのLLMの訓練には、ウォルマートが数十年にわたって蓄積してきたデータに加え、顧客や従業員に関する同社独自のナレッジ、ウォルマートの専門用語、企業理念、ブランドデータなどをフル活用している。さらに、アプリケーションごとの目標に基づいてほかのAIモデルと連動させる計画もあるようだ。

ワラビーのほかにも、AI関連の取り組みがいくつか進行している。たとえば、AIを使って顧客を理解しコンテンツを決定するプラットフォームや、買い物客がウォルマートのウェブサイトで見たいと思うコンテンツを個別に予測する生成AIツールなどだ。さらに、AR(拡張現実)プラットフォームの「レティナ(Retina)」を開発し、仮想空間とアバターを用いて顧客と交流する新たなオンライン環境を整えた。

このほか、一連のイマーシブ(没入型)コマースAPIも公開された。現在、ゲームエンジンのユニティ(Unity)と仮想世界プラットフォームのゼペット(Zepeto)でこれらAPIのアルファテストが行われている。
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