
- C4エナジーはスポーツ由来の健康志向エナジードリンクとして市場で差別化を図っている。
- NIL契約やプロ・大学スポーツ連携によりZ世代への認知と信頼を獲得。
- 地域小売との連携で売上を可視化し、ROI重視のマーケ戦略を徹底している。
米国のアクティブ・ヘルス&ウェルネス企業であるニュートラボルト(Nutrabolt)が所有するC4エナジー(C4 Energy)は、スポーツに関する専門知識を活かし、体にやさしいエナジードリンクの分野でニッチを切り開いてきた。
C4は当初、全米のロッカールーム向けのプレワークアウト用ドリンクミックスとしてスタートし、今年は10億ドル(約1431億円)の売上を達成する見込みだ。C4がブランド認知度を高めているのは、スポーツチームやリーグと結んださまざまな契約が大きな影響を与えている。2021年、C4はオースティンFC(Austin FC)のスポンサーとなり、初めてメジャーリーグスポーツと提携した。
同年に行われた初のグローバルマーケティングキャンペーンでは、当時NFLドラフト候補だったジャスティン・フィールズ選手とカイル・ピッツ選手、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のロンゾ・ボール選手、WNBAのスター、テア・クーパー選手を起用。それ以来、C4の勢いは増すばかりだ。
ゲーマーやパーティ向けではなくスポーツに焦点
2月、C4はボストン・セルティックス(Boston Celtics)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)、マイアミ・ヒート(Miami Heat)と複数年にわたるスポンサー契約を結んだと発表した。今年もWWEとのパートナーシップを継続し、4月のレッスルマニア(Wrestlemania)トーナメントのスポンサーを務める。C4のスポーツマーケティング戦略は、新たなホワイトスペースを模索しながら進化を続けている。たとえば、2021年の最高裁判決によって大学スポーツ選手が自分の名前やイメージ、肖像から利益を得られるようになった後、C4はNIL契約などに力を入れ始めている。[▼会員登録をして続きを読む▼]
The post エナジードリンク市場で注目が集まる「C4エナジー」 競合と差別化した ブランディング 戦略とは appeared first on DIGIDAY[日本版].
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