
- オムニコムはAmazonと提携し、ライブスポーツ視聴者データを活用した新たな広告効果測定を開始。
- メタ(Meta)との協業で、ライブ配信インフルエンサーの影響力を可視化し、効果的なマーケティング戦略を構築する。
- アジア太平洋地域でのパイロットテストを皮切りに、ライブコマースの世界的展開を見据えている。
オムニコム(Omnicom)は、主要プラットフォームとの「ファーストムーバー・パートナーシップ」と称する複数の提携を発表し、6月16日にはディズニー(Disney)およびウォルマート(Walmart)との提携を明らかにしたばかりである。その目的は、ライブコンテンツ、ショッピング、会話の分野への効果的なアプローチ手段を確立し専門性を高めるためだ。
そしてオムニコムは6月17日、Amazonおよびメタ(Meta)とのパートナーシップを発表した。
オムニコムが動き出す。「ファーストムーバー戦略」の全貌
Amazonとの取り組みは、最終的に計測のインパクトに関わるふたつの要素で構成されている。
ひとつ目は、Amazonが配信する「サーズデイナイトフットボール(Thursday Night Football)」(以下、TNF)に関するものであり、オムニコムの狙いは、過去の視聴者データへのアクセスを獲得し、ライブ環境における視聴者のより深いインサイトを得ることにある。
この概念実証の一環として、Amazonは2023年および2024年のTNFのシーズン中に広告を視聴したオーディエンスに関する「ルックバックウィンドウ(look-back window)」を拡張した。
「ライブスポーツやライブテレビは、これまでGRP(グロス・レーティング・ポイント)などで測定されてきたが、現在のような詳細な計測はできていなかった」と、オムニコム・メディア・グループ・ノースアメリカのチーフプロダクトオフィサーであるメーガン・パリューカ氏は述べる。
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