
- カンヌライオンズでAmazonがディズニーとの提携を発表し、同社のDSPがディズニーの「DRAX」に加わった。
- 両社のデータ連携により、閲覧、視聴、購買インサイトを活かした高度な広告キャンペーンが可能になった。
- AmazonはRokuとの独占提携も進めており、コスト効率とデータ活用を強みに広告市場での影響力を拡大している。
カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバルの公式2日目、Amazonは広告主に向けたアピールを強化し、ディズニー・アドバタイジング(Disney Advertising)との提携を発表した。これにより、AmazonのDSPがディズニーの「リアルタイムアドエクスチェンジ(Disney Real-Time Ad Exchange、以下DRAX)」に加わることとなった。
この展開は、DRAXのローンチから約1年を経て実現したものであり、AmazonはGoogle、トレード・デスク(The Trade Desk、以下TTD)に続く3番目のDSPパートナーとなった。DRAXは、ディズニープラス(Disney+)、ESPN、Huluなど複数のプロパティにまたがる広告インベントリー(在庫)を扱っている。
オーディエンスデータとインサイト連携の強化
Amazon DSPとの提携により、広告主は両社のインサイトを活用し、広告キャンペーンをより精緻に構築することが可能になる。なかでも、アマゾン・パブリッシャー・クラウド(Amazon Publisher Cloud)と、AWSのクリーンルーム技術を基盤としたディズニー・コンパス(Disney Compass)が直接連携することで、ディズニーのオーディエンスデータと、Amazonの広告が保有する閲覧・視聴・購買インサイトを組み合わせた特別なキャンペーンの実施が可能となる。
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