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キュレーションは広告取引の新潮流となるか?  インデックス・エクスチェンジ のCEOの見解

記事のポイント

  • キュレーションはヘッダー入札を超える変革をもたらす可能性がある。
  • キュレーションは、広告取引における意思決定の主導権をバイサイドからセルサイドへ移す。
  • 広告業界は、キュレーションの透明性や収益配分に懸念を抱きつつも、その革新性に期待している。

キュレーションには相応に疑問視する声もあるが、インデックス・エクスチェンジ(Index Exchange)のCEO、アンドリュー・カサーレ氏はそうではない。ヘッダー入札以降では最大となるプログラマティック広告の大変革であり、ヘッダー入札を超えるかもしれないとみている。

カサーレ氏の見方では、キュレーションの影響は、ヘッダー入札ばかりでなく、オープンRTB(リアルタイム入札)の影響に匹敵する可能性すらある。ヘッダー入札は技術の変化だったが、キュレーションは本質的に経済学に関わるというのがその理由だ。

カサーレ氏は、現地時間3月4日にロンドンで開催されたイベント、プレビッド・アセント(Prebid Ascent)で、 「キュレーションはヘッダー入札より大きな、プログラマティックやRTBに匹敵したものになる──というのが我々の予想だ」と語った。

眉をひそめてしまうような大胆な主張であり、理由を理解するには押さえておくべきポイントが2つある。

1つめは、主張しているのが誰なのかという点だ。カサーレ氏はコモディティ化した市場におけるアドテク企業の経営者であり、キュレーションが軌道に乗れば得るものがある立場にいる。

2つめは、ヘッダー入札の影響についてだ。ヘッダー入札はプログラマティック広告の仕組みを一変させた──広告インプレッション獲得のチャンスを複数のアドエクスチェンジに同時に与えるユニファイド・オークションによって、どの広告が配信されるのかがGoogleのアドサーバーに最終決定権があったウォーターフォール方式に取って代わった。結果、より平等な環境が生まれ、Googleからすると競争が激化し、パブリッシャーからすると収益が押し上げられた。[続きを読む]

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