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クリテオ CEOの退任(予定)は、アドテク大規模買収の予兆なのか?

記事のポイント

  • CriteoのCEO、メーガン・クラーケン氏は今後12カ月以内に退任予定。同社買収の噂が広がる。
  • クリテオ買収の候補企業としてTTD、マイクロソフト、ウォルマートなどが候補として挙がる。
  • 広告業界においてリテールメディアは成長分野であり、クリテオは各社から戦略的に重要視されている。

アドテク業界でもっとも有名なCEOのひとりであるクリテオ(Criteo)のメーガン・クラーケン氏は、今後12カ月以内に退社する予定だ。これにより、あっという間にインターネットの素人アナリストたちが、各自の過激な意見や奇妙な自説を競って披露する事態が生まれた。

特に「熱く燃えた」噂は何か? それは、クラーケン氏は、アドテク市場というチェス盤の最後の数少ない駒のひとつとなる、ゲームチェンジャーとなるような大型買収への道を開くために身を引くというもののだ。

突飛な説のようだが、まったく根拠のない話でもない。実際、クリテオは買い手候補と何回か話し合っており、つい昨年には自社を市場で売りに出した。クラーケン氏の退任までに契約が成立するかどうかはまったく不明だが、もし成立するなら、目を光らせておくべき社名は以下になるだろう。

ザ・トレード・デスク(The Trade Desk)

TTDは最大手の独立系アドテクベンダーだが、ほかの企業を数多く買収しているわけではない。同社が買収したのは2017年のアドブレイン(Adbrain)の1回きりで、総額は公表されていない。

通常は、他社を買い取るより成長の道筋を独自に作り上げることを好んでいる。しかし、クリテオは同社がそのスタンスを曲げる珍しい機会かもしれない。こう考えてほしい。TTDはもっとも成長している部門としてCTVを支持してきた。しかし、市場が進化するにつれ、CTVが成長の限界に突き当たると、このやり方は輝きを失うかもしれない

そこで登場するのが、急速に成長しつつあり、将来も保証されている分野であるリテールメディアだ。クリテオはリテールメディアに強固な足場を保有しており、TTDが新しい成長の波に乗るために必要な戦略的な後押しをしてくれる可能性がある。
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