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サムズクラブが「 レジ撤廃 」で挑む買い物体験の再定義 狙いは効率化と顧客接点強化の両立

記事のポイント

  • サムズクラブはレジを撤去しスキャン&ゴーを中心に据えた実験店舗を展開し、従業員と顧客の交流を促進している。
  • レジ全廃は顧客体験の向上やコスト削減につながる一方で、テクノロジーに不慣れな層を排除するリスクも抱えている。
  • 増えた店舗スペースはオンライン商品販売の拡大や相互プロモーションに活用され、オムニチャネル戦略を後押ししている。

昨年10月、ウォルマート傘下の会員制卸売倉庫型スーパーマーケットであるサムズクラブ(Sam’s Club)がテキサス州グレープバインにレジ用通路のないはじめての店舗を開設したとき、最高財務責任者のトッド・シアーズ氏は現地にいた。シアーズ氏は、オールデジタル手法により、会員がスキャンアンドゴー(Scan and Go)テクノロジーを取り入れるようになり、従業員が買い物客にテクノロジーの実践的な使い方を教えられる時間が増やせるということを目の当たりにした。

「おそらく70代と思われるカップルが、使い方がわからない様子でいたため近寄ったのだが、男性のほうは財布、クレジットカード、スマートフォンを本当に私に手渡した」と、シアーズ氏は6月11日に開催されたエバーコア・コンシューマー・アンド・リテール・カンファレンス(Evercore Consumer and Retail Conference)で語った。「この人がスキャンを行い、自分の指をスライドさせるだけで会計が完了することを理解したときに浮かべた笑顔は、何にも代えられない貴重なものだった。このクラブでは、このような事態が日常的に起きている」。

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