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ストーリーが売り場をつくる  ザ・ウェブスター が体験型店舗で成長を続ける理由

記事のポイント

  • ザ・ウェブスターは、ブランドの世界観を伝える体験型小売を展開し、全米13店舗・オンラインで成長を遂げている。
  • ブランドとの独自企画やイベントを通じて、高感度な顧客との接点を強化し続けている。
  • 商品構成や店舗演出はデータと対話を基に日々更新され、信頼に基づく運営姿勢が支持を得ている。

起業家のローラ・エリアール・デュブレイユ氏が2009年にマイアミで「ザ・ウェブスター(The Webster)」の最初の店舗をオープンした時、彼女は小売業の常識に従っていたわけではなかった。彼女は、デザイナーによるストーリーテリングを守り、高め、意図を持って提示するための空間を創り出していたのだ。16年後の現在、ザ・ウェブスターはニューヨーク、ロサンゼルス、パームスプリングスなどを含む全米13ヶ所へと拡大している。同店は2023年に前年比25%の成長を記録しており、オンライン販売は引き続き実店舗の成長を上回っている。なお、2024年の売上成長率については非公開としている。

英国発のリゾートウェアブランド、オールバー・ブラウン(Orlebar Brown)にとって、ザ・ウェブスターは適切な顧客に、適切な場所でリーチするための重要な存在である。「オールバー・ブラウンはザ・ウェブスターを大変気に入っている」と語るのは、オールバー・ブラウンのCMOであるトレバー・ハーディ氏だ。「彼らはソムリエがワインを選ぶように、深い洞察と見識、そしてユーモアをもってファッションをキュレーションしている。人々がオールバー・ブラウンを見つけるには最高の場所だ。小売、アート、贅沢の境界線が曖昧になり、まさに我々のリゾートウェアにふさわしい理想的な環境だ。体験型小売の極みであり、風変わりな魅力を備えている」。

オールバー・ブラウンは、ザ・ウェブスターに数シーズンにわたって商品を展開しており、同店との限定企画でも複数回協業してきた。2017年には、ザ・ウェブスターおよびレーン・クロフォードとの共同ポップアップに参加し、ヒューストン店にてフラミンゴをテーマにしたカプセルコレクションと店内ティーパーティーを実施した。2019年には、『ムーンレイカー』や『サンダーボール作戦』などの映画のポスターアートをフィーチャーしたジェームズ・ボンド着想のブルドッグ柄のスイムトランクスを、ザ・ウェブスターを含む限定店舗にて展開した。直近では、パームスプリングスの風景を描いた砂漠柄プリントのスイムショーツを共同制作し、ザ・ウェブスターのパームスプリングス店にて販売した。

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