
「セグウェイ(Segway)」といえば、多くの人が図体の大きい二輪のセルフバランススクーターを思い浮かべるだろう。2009年の映画『モール★コップ(原題:Paul Blart: Mall Cop)』に登場し、2010年代には観光ツアーで使用されていたあの乗り物だ。だがセグウェイはこのモデルを2020年に生産終了し、過去4年間で電動交通手段の大手企業としてリブランディングに取り組んできた。
セグウェイは2015年に中国のロボティクススタートアップ企業であるナインボット(Ninebot)に買収され、現在では世界中に1300万人の利用者を抱えており、キックスクーターやゴーカート、モペッド、芝刈り機など、幅広い製品ラインアップを展開している。ベストバイ(Best Buy)、サムズクラブ(Sam’s Club)、ターゲット(Target)、コストコ(Costco)、PCリチャードアンドサン(PC Richard & Son)と提携し、Appleの「探す(Find My)」機能などのテクノロジーを製品に統合している。
Advertisement
2024年10月時点で、同社は1300万台のeキックスクーター(eKickScooter)を販売しており、その製品は2023年には5億3700万ドル(約834億7180万円)の収益を上げた。eキックスクーターの小売価格は、セールやプロモーションを除くと200ドル(約3万円)から1300ドル(約20万円)だ。
セグウェイは来年、同社が大きく注力しているeバイク(電動アシスト自転車)の新モデルを発売する予定である。eバイクはパンデミック以降から高い需要があり、サーカナ(Circana)によると2023年のeバイクの売上は2019年比で238%増となっている。
ロボティクス企業への再生
セグウェイのセールスマーケティング担当バイスプレジデント、トム・ヘバート氏は米モダンリテールに対し、「もう昔のセグウェイではない」と語った。「我々はロボット工学の企業であり、この分野で5000近いIPを所有している。我々はイノベーターであり、消費者がA地点からB地点に移動する新たな方法を切望しているこのカテゴリーに、サステナブルなイノベーションをもたらしてきた」。[続きを読む]
The post セグウェイ 、進化を遂げたマイクロモビリティのリーダーへ。ロボティクス企業としての新たな挑戦 appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
