割引への需要が増加するなか、ショッピングモールのデベロッパーは、さらに多くのアウトレットセンターの建設に着工している。
タンガーアウトレット（Tanger Outlets）は10月、パンデミック以降この種のプロジェクトとしては初めて、テネシー州ナッシュビルにショッピングセンターをオープンした。これはタンガーの37店舗目の施設で、同社によればすでに96.5％がリースされている。その近くでは、米国最大のショッピングモール所有者であるサイモンプロパティグループ（Simon Property Group）はナッシュビルにプレミアムアウトレット（Premium Outlet）を建設中で、2024年のオープンを計画している。またサイモンは、オクラホマ州タルサとカリフォルニア州カーソンにもセンターを開発中で、ニューヨークのウッドベリーにある既存のセンターも拡大する。10月には、インドネシアのジャカルタに、同国初のプレミアムアウトレット（Premium Outlet）となるセンターの建設を開始した。
アウトレットモールは何年も前から存在しているが、従来よりも予算に慎重な今日の消費者を取り込もうとしているデベロッパーにとって、アウトレットモールはより魅力的なものとなってきた。アウトレットのテナントは通常、商品のディスカウントを提供するため、フルプライスを支払いたくない新しい層の買い物客を呼び込むことができる。また、テナントとなる小売業者はアウトレットショップを利用して、過剰な在庫やシーズンオフの在庫を販売し、売上の損失を埋め合わせようとする。続きを読む
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