
バンズ(Vans)、ティンバーランド(Timberland)、ザ・ノース・フェイス(The North Face)、シュプリーム(Supreme)、ディッキーズ(Dickies)などのブランドを所有するVFコーポレーション(VF Corporation)は、2月6日、2024年度第3四半期の利益を報告した。同社の収益はアナリストの予想を下回り、前年同期比16%減の29億6000万ドル(約4453億円)だった。
この決算報告において、幹部からは、7月にブラッケン・ダレル氏がVFコーポレーションのCEOに就任して以来実施された複数の変更点を挙げられた。コスト削減と組織変更に加えて、同社はキプリング(Kipling)、イーストパック(Eastpak)、ジャンスポーツ(JanSport)などのグローバルパックス事業内のブランドの売却を検討している。また、幹部らは、10月に発表したように、VFコーポレーションのどのブランドも売却の可能性について検討されていることを投資家に思い出させた。
年末商戦を含む12月30日に終了したこの同四半期でもっとも落ち込んだVFコーポレーションのブランドには、売上高が28%減のバンズ、21%減のティンバーランド、16%減のディッキーズなどがあった。
ティンバーランドの業績は、同四半期が季節はずれに暖かかったことの影響によるもので、アウターウェア部門から撤退した小売業者も含めてブーツの売上に影響が及んだ。ティンバーランドは、売上の減少が判明した米国市場では卸売パートナーに大きく依存している。したがって、同ブランドの在庫レベルは膨らんでおり、別の課題を引き起こしている。ダレル氏は、ティンバーランドのダイレクトeコマースの売上を拡大することが今や「中核戦略」だと述べた。ダレル氏はまた、12月にVFコーポレーションのベテラン、ニーナ・フラッド氏をグローバルブランドプレジデントに任命し、ティンバーランドの新たなリーダーシップに期待を寄せている。
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