
記事のポイント
- GoogleやMetaに依存せず、独自AI構築の可能性が広がる。
- LLMの民主化が進み、AIの信頼性と迅速な更新が重要になる。
- モデル蒸留や推論効率向上で、生成広告の普及をめざす。
オープンウェブは、Googleやメタ(Meta)のような企業とのパンくずの奪い合いに何年も費やしてきた。しかしいま、一部のアドテクプレーヤーは、中国のスタートアップ企業ディープシーク(DeepSeek)が、ウォールドガーデンを越えて独自のAIサービスを構築する新たなチャンスを生み出していると言う。
ビアント(Viant)の共同創業者兼最高執行責任者(COO)、クリス・バンダーフック氏は、Googleアドエクスチェンジ(AdX)がアドネットワークのビジネスモデルを門前払いしたときのことをいまでも覚えている。「一旦そのなかに入り、彼らに入札するようになると、彼らにはスケールがあり、いつでもルールを自分に有利になるように傾け、すべての価値を手にしてしまう」とバンダーフック氏は言う。
ディープシークのオープンソースモデルであるDeepSeek-R1が、米国企業にとって安全かどうか、あるいは当初言われていたほど安価で正確かどうかは、まだ判断がつかない。しかし、バンダーフック氏らは、GoogleのGemini(ジェミニ)やメタのラマ(Llama)、オープンAI(OpenAI)のGPTのようなモデルに頼らずに、オープンソース技術のおかげで独自のAIモデルをすぐに再現できるようになったとしても、そのイノベーションの恩恵は受けられないと考えている。 [続きを読む]
The post ディープシークのようなオープンソース AI に期待するアドテク appeared first on DIGIDAY[日本版].
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