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トレードデスク によるアドテク業界の展望と未来に対する見解

メディアバイヤーとパブリッシャーは2月27日、ニューヨークのタイムズセンターのホールに詰めかけ、サードパーティCookieの「代役」に関するトレードデスク(The Trade Desk、以下TTD)の展望に耳を傾けた。

フォワード24:テレビの転機(Forward ‘24: TV’s Tipping Point)」と題したこのイベントに先立ち、業界最大の独立系DSPであるTTDは、米国会計基準での2023年の売上が前年比23%増の約20億ドル(約3000億円)だったと発表した。

業界はテレビとオンラインの両方で、ターゲティングおよびキャンペーン測定の未来の岐路に立っている。業界にとってもっとも重要な問いに対する答えはそこにある。ペプシコ(PepsiCo)、サムスンモバイル(Samsung Mobile)、ユニリーバ(Unilever)といった有力ブランドの広告担当幹部も壇上に立つなか、TTDの幹部はこの先1年のビジョンを示した。

複雑化する業界のダイナミクス

ステージ上で広告業界の重鎮であるルー・パスカリス氏と対談した、TTDのジェフ・グリーンCEOは、「マーケター、エージェンシー、テックプラットフォームのダイナミクスの進化は、将来的によりクライアント・ダイレクトに向かうのか?」との質問を受けた。

グリーン氏は慎重に言葉を選びつつ、業界の従来のダイナミクスが揺らいでいることを認めた。「ここではっきりさせておくが、我々はエージェンシーの仲介を排除することにはまったく関心をもっていない」と述べ、「より複雑になり、(中略)エージェントやアドバイザーの必要性はかつてないほど高まっている」と続けた。

グリーン氏の見解によれば、ますます多くのマーケターがファーストパーティデータの運用を直接コントロールするようになる一方、アウトソーシングモデルの利用を続けることを選ぶマーケターもいる状況において、テックプロバイダーの役割はさらに進化を遂げるという。

グリーン氏は、「エージェンシーの利用はなくならず、ほとんどのマーケターは使い続けるだろう。そのため、エージェンシーとクライアント両方との関係の維持が重要だ」と述べた。加えて、TTDの未来にとってエージェンシーとの安定した関係がいかに不可欠であるかを語った。[続きを読む]

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