
- ナイキは2019年に終了したAmazonとの卸売提携を一部再開し、製品の直接供給を開始した。
- Amazonは一部販売業者に販売終了を通知し、在庫売却の猶予期間を設けて対応している。
- ナイキは自社の在庫圧縮とデジタルチャネル強化の一環として今回の動きを選択した。
Amazon(アマゾン)はナイキ(Nike)との卸売り関係の再開を示唆した。これは、同プラットフォームでの直接販売を停止するというナイキの2019年の決定を覆すものとなる。
5月20日、Amazonでナイキ製品を販売しているサードパーティの販売業者は、Amazonが「今後、ナイキと直接協力して、ナイキ製品の一部を調達する」ことを通知する書簡を受け取り始めた。書簡には、「この変更に伴い、米国ではAmazonで特定のナイキ製品を販売できなくなる」とも記載されていた。メッセージによると、販売業者は2025年7月19日までに既存の在庫を売り切る必要があるという。Modern Retailはこの書簡のコピーを確認した。
Amazonはナイキのカタログのうち、どの程度の商品を直接調達するかについては明言しなかったが、ソーシャルメディアで書簡を公開した一部の販売業者は、影響を受けた商品は限定的だと述べた。なかには、おもにアパレル商品が影響を受けていると指摘する人もいた。あるナイキの再販業者はX(旧Twitter)に投稿し、在庫の99%がナイキのアウトレットストアから仕入れた靴であり、Amazonで販売しているナイキ商品2000点のうち、影響を受けたのはわずか23点だと述べた。とはいえ、今回の動きはナイキとAmazonの関係における選択的ではあるが重要な雪解けを示唆している。
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The post ナイキ、 Amazon での販売再開へ。6年ぶりの雪解けと販売業者に広がる波紋 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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