
米国における動画視聴の現状を概観すると、動画配信サービスが週を重ねるごとに視聴者を増やしていることが分かる。たとえば6月には、テレビの視聴時間全体に占めるストリーミング視聴の割合が40%を超えるに至った。
一方、200億ドルを超えるアップフロント市場での交渉が続くなか、動画配信サービスは価格の引き下げを迫るメディアバイヤーやメディア投資の責任者から、煉瓦の壁のような抵抗を受けつづけている。
そんな折り、広告営業の大ベテランとして知られ、数ある動画配信サービスのなかでも特に力のあるNetflixで、グローバル広告営業担当バイスプレジデントとして腕を振るってきたピーター・ネイラー氏が同社を去る。この動きは、メディアエージェンシー界隈のすべての人とは言わないまでも、多くの人を驚かせた。
いったい何が起きているのか? いくつかの要因が働いている。
Amazonがプライムビデオの視聴者全体に広告付きプランを導入したことで、動画配信サービス市場に広告在庫があふれた。
Netflixを含む動画配信サービスは、バイヤーから「コンテンツミックスにスポーツのライブ配信を追加したからといって、価格を高く見積もりすぎだ」と言われている。
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