
記事のポイント
- ハースト傘下のレシピサイト「デリッシュ」は、ChatGPT活用の音声アシスタント「クッキングコーチ」を導入し、調理中のレシピ検索や体験を実現している。
- クッキングコーチは音声対話、代用食材提案、多言語対応など多機能を備え、ユーザーのデータを活用した機能強化が進められている。
- GoogleのAI要約やAlexaなどによるトラフィック変化に対応するため、Delishは独自のAI体験とパーソナライズ強化で競争力を維持している。
実験的に開発された機能がハースト(Hearst)のレシピサイト「デリッシュ(Delish)」に実装された。これは本格的なAI音声アシスタントで、調理中でもハンズフリーでレシピを確認できるようにするものだ。
ハーストでAIイニシアチブ担当シニアディレクターを務めるアレクサンドリア・レッドモン氏は、料理をしながら話しかけられるパーソナルな調理アシスタントが欲しいと考え、スマートフォンを生地で汚さずに済む仕組みを構想した。
そこで、同社がコンテンツライセンス契約を結んでいるOpenAIの「ChatGPT」の大規模言語モデルを活用し、数日でプロトタイプを構築。このツールの目的は、キッチンで日々直面する複数のタイマー管理、代用食材の提案、レシピの確認などの課題を解決することにある。
レッドモン氏は、デリッシュの編集ディレクターであるジョアンナ・サルト氏、プロダクトディレクターのアシュリー・スウェック氏とチームを組み、5カ月をかけて「クッキングコーチ(Cooking Coach)」というボイスアシスタントを開発。6月にはデリッシュの全サイトで正式に導入された。このアシスタントのトレーニングには、10年以上の歴史を持つデリッシュに掲載された3万件超のレシピのみが使用されている。
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The post ハーストのレシピサイトが AI 化? ChatGPT活用の新アシスタントで差別化 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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