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ファッション小売業は AI機能 など技術革新をテストする実験の場へ

ニューヨークで1月14〜16日開催された全米小売業協会(National Retail Federation、以下NRF)のビッグショーでは、AIが大きな話題になった。出席した幹部らによると、複雑なサプライチェーン、デジタル化の遅れ、透明性に関する拡大する課題を抱えたファッション業界は、新たなAI機能をテストする実験の場になっているという。

新技術の導入においてリードするファッション業界

商品の品揃えが多くのファッション購入物客を店舗やeコマースサイトに惹きつける魅力となっているため、ファッション小売業者はブランドセンチメントを正確に把握することを目指して顧客データを追跡する機能をますます優先するようになっている。現在、食料品小売業などの他業界はリードしているファッション業界を追っている。NRFに出展しているエイブリィ・デニソン(Avery Dennison)は、データを活用してファッションの複雑なサプライチェーンを効果的に管理できることを証明した後、現在スーパーのサプライチェーンに取り組んでいるところである。

5~8年前、ファッション小売業者による最初のAI導入は、パーソナライゼーションの強化、在庫管理の合理化、より深い顧客インサイトの提供というAI機能によって主に推進されてきた。以来、顧客データと顧客の好みの継続的な分析を通じて、AIによって小売業者は高度にパーソナライズされたショッピングエクスペリエンスを提供できるようになり、顧客エンゲージメントとロイヤリティを向上させてきた。現在、ほかの小売業者もこれを取り入れつつある。

エイブリィ・デニソンのイノベーション・製品ライン管理・サステナビリティ担当バイスプレジデント、マイク・コラロッシ氏は、「消費者はブロッコリーよりも服に熱心だ」と言い、食料品業界がRFIDラベルなどのファッションネイティブな技術を活用している理由について語っている。スーパーは現在、RFIDラベルを使って食料品を追跡している。コラロッシ氏は、自ら適応して革新しつつあるアパレル業界では消費者の影響力が大きいため、ほかの業界に先駆けて新技術の実験の場になっていると述べている。

一方、クラウドテクノロジー企業、SAP CXのプレジデント兼最高製品責任者、リトゥ・バルガバ氏によると、あらゆるカテゴリーの消費者が同じような要求を持っているという。「利便性に対するニーズが高まり続けているのをますます目にしている。顧客はオンラインと同じ利便性を店舗で体験したり、その逆も同様に体験したいと思っている」と同氏は述べている。

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