
記事のポイント
- フォーエバー21が再び破産申請し、米国内全店舗を閉鎖予定している。
- シーインとの提携も実質的な効果なく、競争力の差を埋められなかった。
- 消費者はシーインに流れ、フォーエバー21はブランド力と顧客基盤を失った。
かつてはティーンのショッピングスポットであり、安価なトレンドの服を提供する巨大企業だったフォーエバー21(Forever 21)が、3月16日、この5年間で2度目となる連邦破産法第11条の適用を申請した。今回の破綻は恒久的なものになりそうだ。同社は清算セールを開始し、米国内の全350店舗を閉鎖する予定である。
皮肉なことに、フォーエバー21はわずか2年前にシーイン(Shein)と提携しているにもかかわらず、自社の没落はティームー(Temu)やシーインといった中国発のファストファッションサイトが一因だと非難している。
フォーエバー21のCFOであるブラッド・セル氏は声明のなかで、「海外のファストファッション企業との競争において当社は持続可能な進むべき道を見出すことができなかった。そうした企業はデミニミス免税措置を活用し、価格と利益率で当社のブランドを下回ることができた」と述べた。
中国とつながりのあるeテイラーのシーインとテムは、関税を支払うことなく米国の消費者に直接商品を発送できる貿易ルールであるデミニマス免除の利用を普及してきた。[続きを読む]
The post フォーエバー21が シーイン との契約で倒産の危機を脱せなかったのはなぜか appeared first on DIGIDAY[日本版].
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