dairy

ブラックフライデー 広告は自分へのギフトメッセージが主流に。「ちょっとしたご褒美」文化も広がる

記事のポイント

  • ホリデーシーズンでは、セルフケアを目的とした「自分への贈り物」が増加しており、特にブラックフライデーやサイバーマンデーの際に自己投資の傾向が顕著。
  • オーラリングやハイドロウなどのブランドは、自分自身の健康やフィットネスに関連した商品を強調し、売上を伸ばしている。
  • 「ちょっとしたご褒美」文化が広がり、キャンドルやヘアアクセサリーのような手頃な価格の商品も自己向けギフトとして人気。

贈り物のメッセージが増えるホリデーシーズンだが、オーラ(Oura)やテレタイズ(Teleties)などのブランドは、セルフケアとして自分への贈り物を強調することで成果をあげている。

ブラックフライデーに自分のために購入する人の増加

オーラの昨年のホリデーキャンペーンのキャッチフレーズの1つは、「自分に健康というギフトを」というもので、オーラリングがユーザーの心拍数や睡眠、その他の生体情報をモニターするのにどのように役立つかをアピールした。同社は昨年、ブラックフライデーとサイバーマンデーにその年最高のウェブトラフィックを記録し、前年比155%の売上成長を達成した。

オーラのCMOのダグ・スウィーニー氏は、今年のホリデーキャンペーンも似たようなものになるだろうと言う。「特に家族や友人との付き合い、ショッピング、パーティなどをやりくりする中で、自分へのギフトも重要になっているのを目の当たりにしている」。

ギャラップ(Gallup)の調査によると、2023年の買い物客の約3分の2はブラックフライデーまたはサイバーマンデー中に自分用の購入をする計画があったという。3分の1以上がこのタイミングをお得な家庭用品のまとめ買いに利用している。また、10人中約3人がセールを利用して500ドル(約7万1000円)以上の高額商品を購入していることがこの調査で判明した。

今年のショッピングシーズンは最小限の成長にとどまると予想する業界専門家もいる。目前に迫った大統領選挙により、人々がシーズン後半のホリデーショッピングを控える可能性があり、一方で経済環境には依然として制約があり、多くの買い物客は支出を抑えている。デロイト(Deloitte)は売上が昨年比で2.3%から3.3%増加すると予想しているのに対し、マスターカード(Mastercard)は11月1日から12月24日までの売上が3.2%増加すると予測している。これを受けて、一部のブランド、特に購入が誰かの全体的な健康やウェルビーイングに役立つことを強調できるブランドは、売上を引き続き推進する一方法として、購入者が自分用に買いたいと思うものに注力するかもしれない。

スウィーニー氏は、オーラでは通常、ギフトがビジネスの約20%を占めていると述べる。ホリデーにはその率が40%に達することもあるという。しかし、第4四半期は一般的に支出が増えるので、ホリデー期間に自分用購入をする人はやはり増えている。スウィーニー氏によると、FSAとHSAの残高(訳注:FSAとHASは給与から天引きできる医療関連支出用の貯蓄口座で、その年に使わなければならない場合もあるため、年末が近づくにつれ残高を使おうとする人が増える。その資金はオーラリングの購入に使える)が年末に期限切れになる前に、自分用にオーラリングを購入する人も増えるという。この傾向を受けて、オーラの今年のキャンペーンには「今はセルフケアが旬」がキャッチフレーズになる可能性があると同氏は語る。

「セルフケアを謳うことに躊躇はない。我々の生活のペースはどんどん激しくなっており、ホリデーシーズン中にセルフケアに注力するのはいたって自然だと思う」。続きを読む

The post ブラックフライデー 広告は自分へのギフトメッセージが主流に。「ちょっとしたご褒美」文化も広がる appeared first on DIGIDAY[日本版].

Source: New feed

ABOUT ME
wpmaster
wpmaster
英語大好き人間のenglisheaterです。このブログではこのような英語に関する情報提供をしていきたいと思います。よろしくお願いします。