
イントロダクション
現代のマーケターからはYouTuberの信頼性とリーチの向上がますます求められている。YouTuberのニッチなオーディエンスが今日のマーケティング戦略の鍵となることが多いからだ。だが、ソーシャルメディアプラットフォームのサイロ化が進み、コンテンツ作成がさらに特化するにつれて、提携のために適切なインフルエンサーを選択することが重要になっている。そして、これは複雑でもある。
ユーザーが毎日投稿するコンテンツの量が急増するにつれて、ブラウジングエクスペリエンスはさらにカスタマイズされて個別化されている。「インターネット(または、少なくともインターネット動画)は、ひとつの町の広場のように感じられたものから、関心あるトピックについてだけではなく、個人を中心に組織された広大なマイクロコミュニティへと変化した」と述べているのは、デジタルコンテンツ企業、ポータルA(Portal A)の共同創業者兼マネージングパートナー、ザック・ブルーム氏だ。「作成されているコンテンツは膨大な量だが、それは、人々がもっと小規模なグループや特定のグループに分かれ始めるには十分だったのだろう」。
ハワード大学のユヴァイ・マイヤーズ・ファーガソン准教授は、特定のブランドの主張に高い関心を持っている一部の少数グループ、特にZ世代の若い消費者にリーチできるユニークな機会が存在していると述べている。デジタルネイティブのこの世代は、嘘のない真正で本物のオンラインインタラクションに新たな期待を抱いている。最大の成長を続けているこの消費者層は、Googleによると2025年までに労働力の27%を占めると予測されており、ブランドにとってこの若い市場を獲得することは極めて重要である。また、メディアエージェンシー、ホライゾン・メディア(Horizon Media)の調査によると、18~25歳のZ世代の大多数(91%)が「主流の」ポップカルチャーは存在しないと回答したという。
ホライゾン・メディアの文化的・社会的行動を調査するWHYグループ(WHY Group)で文化情報担当のシニアバイスプレジデント、マキシン・ギュアヴィッチ氏は「(Z世代は)もはや単純にひとくくりにできない。そして、その細分化はますます激しくなっている」と述べている。
こうした文化的・社会的行動の変化を推し進めているのは、クリエイターとも呼ばれるソーシャルメディアインフルエンサーである。彼らは、ニッチなデジタルコミュニティ内の最新のトレンドをしばしば定義している。モーニングコンサルト(Morning Consult)によると、YouTubeはZ世代からもっとも利用されているプラットフォームで、この世代の80%から利用されており、YouTuberはブランドと若い購入者をつなぐ重要なポイントになっている。特に小売業者やD2CブランドにとってのYouTubeパートナーシップは、ショッパブル動画などの次世代テクノロジーでデジタル世界と実店舗の間のギャップを埋め、よりシームレスなオムニチャネルエクスペリエンスを生み出すのに役立つ可能性がある。
Glossy+リサーチでは、YouTubeで注目されている影響力のある美容・ファッション インフルエンサーのリストを挙げて、ブランドパートナーとしての彼らのパフォーマンスを分析し、長所と短所の両方を考察する。このシリーズでは、まずYouTubeのブランドパートナーシップとさまざまなマーケティング目標に最適なインフルエンサーのタイプについて取り上げる。パート2では、YouTubeアフィリエイトマーケティングに見られる幅広いトレンドについて詳しく解説する予定である。
The post ブランド戦略にベストな「 YouTubeインフルエンサー 」の4タイプが判明【Glossy+リサーチ】 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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