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プライバシーサンドボックスは目眩し?「 Google広告データマネージャー 」こそがGoogleの新たな支配手段である理由

サードパーティCookie廃止にまつわるあれこれを一から十まで把握することは容易でない。

たとえて言うなら、ふたつの気球をまたぐ綱渡りでマカレナを踊るようなものだ。ふらふらとおぼつかない足運びで、うまくいったと思っても、次の瞬間には未知の空域に投げ出されている。

専門家の助言は欠かせない。5歳の子どもに服装の助言を求めるほどには切迫している。このCookie問題に関する限り、アルゴリズムの小さなミスひとつで、頭から地上に真っ逆さまだ。

ファーストパーティデータをGoogleと円滑に共有する仕組み?

そこで米DIGIDAYは、デジタルマーケティングコンサルティング会社のCvEで戦略担当のグローバルバイスプレジデントを務めるロブ・ウェブスター氏と、プライバシー重視のテクノロジープラットフォーム、AnonymisedのCEOを務めるマティア・フォッシ氏に接触。

Google広告(Google Ads)が年内に提供を開始するという「Google広告データマネージャー(Google Ads Data Manager、以下GADM)」について解説を求めた。

しかし、いきなり両氏の解説に突入するよりも、まずはGADMについてざっと説明しておきたい。

Googleによると、ファーストパーティの顧客データ(マーケティング活動にとって何よりも重要な、オンラインおよびオフラインの販売データ、顧客の名前、電子メールアドレス、電話番号、自宅住所などの個人情報)をGoogleのプラットフォームと円滑に共有できるようにする仕組みだという。

Googleは、この宝の山とも言うべき広告主由来のデータを自社のメディアデータに投入し、Googleのログイン情報と混ぜ合わせる。さながら、ポーション作りにいそしむマッドサイエンティストだ。できあがったポーションは、デジタルの魔法使いが広告のターゲティングやキャンペーンのアトリビューション測定に使うのだ。[続きを読む]

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