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プライバシーサンドボックス 開発は差し止めるべきなのか。 プライバシーと競争の両面から寄せられる懸念

すでに指摘しているように、より確かなプライバシーの保護を求める声が世間で高まる一方、広告収益の公平な分配を求める声も業界内で高まりを見せ、この両者の間でうまく落としどころが見つけられるものなのか疑問視する声も聞かれる。

この大きな局面にあって、話題の中心に上がっているのが、サードパーティCookieの廃止に関わる内容だ。

両立しない競争とプライバシー

特に話題なのは、GoogleのChromeチームが率いるプライバシーサンドボックスのプロジェクトだ。これは、オンライン広告の巨人Googleが2020年早々に、今後他のウェブブラウザをまねていくと公言してからというもの、数年にわたり、業界の話題をさらっている。

プライバシーサンドボックスは、市場でトップを走るブラウザChrome内で、広告ターゲティングや測定、不正防止を継続する手段としてGoogleが提案したもので、サードパーティCookieの代わりに、インターフェースには複数のアプリケーションプログラムが使用されている。

しかしながら、Googleがこのプログラムを外部アドテク企業のデータを使い開発しているにもかかわらず、懸念は消えない。実際、この提案は広告業界のGoogleの支配をさらに助長するのではと疑念を訴える関係者もいる。

こうした懸念は、IABテックラボ(IAB Tech Labs)による2024年2月のプライバシーサンドボックスの分析で明らかにされた。この分析によると、ユースケースの約4分の3が現在のフォームでは目的に適していないとメンバーから指摘されている。Chromeが2024年末のサードパーティCookie支援から着々と手を引きはじめていることを考えると、これは由々しき問題だ。
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