
- マーケターはGoogleのP-MAXやMetaのAdvantage+の透明性不足に対する不信感を抱き、予算を見直し始めた。
- P-MAXへの依存を減らし、Google広告以外のオープンウェブやCTVへの投資を増やしている事例も。
- プラットフォームは透明性を改善するアップデートを発表するも、AIへの依存と制御不能への不安は続いている。
メディアバイイングに占めるAIの割合は大きくなっていく――これは否定しがたい事実だ。たとえ、その道中の至るところでマーケターが行き詰まり、交渉を強いられることになろうとも。
Googleのパフォーマンス・マックス(Performance Max:以下、P-MAX)であれ、メタ(Meta)のアドバンテージ+(Advantage+)であれ、AIに主導権を渡してしまえば、実際には何を買っているのかという理解からさらに遠ざかってしまう。こうした懸念を、メディアバイヤーたちが米DIGIDAYに打ち明けたのは、2024年12月のことだった。そしていま、そんな彼らがついにその対処に乗り出したようだ。
まさしくそう言えるのが、アドテク支援会社であるクラウド・ラウダー・メディア(Crowd Louder Media)のあるクライアントだ。同社でオーディエンス開発部門のディレクターを務めるジョン・デイビス氏によれば、詳細こそ語られなかったが、そのクライアントはGoogleへの支出を半分にカットして(その大半はP-MAXへ回されていた)、その半分をオープンウェブに移したという。
公平に見て、この反動の原因のひとつは、マーケターたちがP-MAXに行き詰まりを感じたことにある。そこに資金を注げば注ぐほど、収益が下がるのだから。「プラットフォームのAIがもっと信頼できるものだったら、こうした懸念はもっと簡単に解消できたかもしれない」と、彼らは言う。
デイビス氏は、「我々のクライアントはP-MAXから完全撤退して、Google広告や検索キャンペーンだけでなく、ディスプレイやオンライン動画を使ったオープンウェブキャンペーン、コネクテッドTVを組み合わせて活用するようになっている」と話す。「Facebookの予算も半分にカットできるとさえ思っている」。[続きを読む]
The post プラットフォーム と広告主の関係性、AIソリューションの台頭で何かが変わるかもしれない appeared first on DIGIDAY[日本版].
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