記事のポイント
- プーマは業績不振を受けてCEOを交代し、人員削減とともにブランド再構築を進行している。
- 「Go Wild」キャンペーンを核に、若者の自己表現志向に対応したマーケティングと製品展開を強化。
- スピードキャットの再ブレイクや体験型旗艦店の開設などで、ブランドの共感とリテール戦略を両立中。
プーマ（Puma）はいよいよ再建のときを迎えた。
2025年2月に業績を下方修正し、2年半CEOを務めたアルネ・フロイント氏の退任を発表したあと、プーマはすぐさま戦略的転換を進めるために元アディダス（Adidas）幹部のアーサー・ホルド氏を迎え入れた。トップの交代に加え、全世界で500人の人員を削減するなどコスト圧縮に取り組み、再成長をめざすマーケティングと製品イノベーションに注力したのだ。
プーマは、2024年の売上高を前年比2.5％増の88億1700万ユーロ（約1兆4200億）としたものの、今後は成長の勢いが鈍化すると予測している。「厳しい環境にあることはわかっている」とプーマのブランドおよびマーケティング担当グローバルバイスプレジデントのリチャード・テイシエ氏は述べた。「しかし、今こそブランドのDNAをもっとも明確に示すべきだ。自分たちの本質に忠実であり続け、消費者とのつながりをさらに強化する必要がある」。
ブランド史上最大のグローバルキャンペーンを実施
その取り組みの中心となるのは、［▼会員登録をして続きを読む▼］
The post プーマ 、再建目指してブランド戦略を強化 スピードキャットの再ブレイクも後押し appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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