
- e.l.f.ビューティーがヘイリー・ビーバーのブランド「ロード」を10億ドルで買収したことは、M&A市場に活気をもたらしたとの見方が広がっている。
- ビーバーは経営に継続関与し、今後の成果に応じた報酬を得る構造で、起業家的M&Aの象徴とされる。
- ロードはマステージ価格帯や国際展開余地など高評価要素が多く、エルフの成長戦略の一環と位置づけられる。
エルフビューティー(e.l.f.Beauty)がヘイリー・ビーバーのブランド「ロード(Rhode)」を買収したことについて、これが今年のM&A動向にどんな意味をもたらすのかを理解するため、業界関係者の声を集めた。この買収は現金と株式を合わせた総額10億ドル(約1440億円)の取引で、5月28日に発表された。また、ユニリーバはニュージャージー州に新たな本社を開設し、エスティローダーカンパニーズはカラーコスメティクス部門の新責任者を任命、LVMHは関税による価格引き上げの方針を示している。
エルフビューティーによるロード買収は、美容業界に何をもたらすのか
エルフビューティーは5月28日、ヘイリー・ビーバーのブランド「ロード」を現金および株式総額10億ドルで買収すると発表した。これにより、低調であったM&A市場に再び火がついたとの見方が広がっており、美容業界全体に衝撃を与えている。
クリエイター経済のグローバルな動向を追跡するプラットフォーム、クリエイターアイキュー(CreatorIQ)のCMOであるブリット・スター氏は米Glossyの取材に対し、「これは、美容業界に再び熱と活気が戻ってきたことの象徴である」と述べた。「また、すでに業界内で共有されていた認識を改めて裏付けるものでもある。すなわち、クリエイター主導のブランドは、これまでにないスピードで価値を高めることが可能である、という点だ」。
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The post ヘイリー・ビーバー 、売却後も経営に関与 「ロード」買収に見る美容M&Aの新潮流 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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