
サードパーティCookieの廃止が引き続き延期されている現状で、マーケターはキャンペーンの効果を測定する代替手段を試しているところだ。猫や犬を飼っているオーナーの目の動きを追跡することは、そのひとつになるかもしれない。
ペットフード大手ネスレ・ピュリナ(Nestlé Purina)傘下のプレミアムブランドであるリリーズキッチン(Lily’s Kitchen)は、消費者が広告を実際に見ている秒数で測定されるアテンションを広告効果度の代わりに使うという目的で、アイトラッキングのオーディエンスパネルをキャンペーンの測定に組み込みはじめた。
リリーズキッチンのマーケターらがDIGIDAYに語ったところによると、これは、昨年ブラックフライデー向けに開始されたテストキャンペーンにより売上が20%増加したことを受けての動きだという。
アイトラッキング技術を活用
アイトラッキングは新しいテクノロジーではないが、ブランドキャンペーンのパフォーマンスに対する主要な尺度のひとつとして使われるのは珍しい。それにもかかわらず、リリーズキッチンのプログラマティック動画への「初進出」はこの技術を試す機会をもたらしたと、同社のeコマース責任者であるパブロ・ラロール氏は語る。
ラロール氏は、「当社は毎年多くのペットオーナーにリーチしており、そのための新しい手段を常に模索している」と述べる。リリーズキッチンは英国と米国に拠点を置くパフォーマンスエージェンシー、ジャーニーファーザー(Journey Further)と協力してこのテストを実施した。
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The post ポストCookieの効果測定、 広告視聴時間 はパフォーマンスの新たな指標となるか? appeared first on DIGIDAY[日本版].
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