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メディア向けに存在感を増す Amazon 。広告カンファレンスで新しいサービスを次々と発表

記事のポイント

  • 2023年の米国でのAmazonの広告売上は約5兆円と予測。デジタル広告市場でのAlphabetとMetaのリードは大きいものの、Amazonは独自のサービス展開でシェアを拡大中。
  • AmazonはDSPのアップデートと新しい「Amazon Publisher Cloud」サービスを発表し、広告主とメディアオーナーへのサポートを強化している。
  • これらのサービスはプライバシー保護を重視する姿勢をアピールし、広告主が効果的なディールを生み出しやすくすることを目指すという。

近年、デジタル広告分野でのeコマース大手Amazonの地位向上は、米国のデジタルメディアの比較的顕著な側面のひとつだった。同社は10月25日、主要な広告カンファレンス「Unboxed(アンボックスド)」を利用して、その業績を大々的に宣伝した。

調査会社インサイダーインテリジェンス(Insider Intelligence)によると、世界全体のデジタル広告費は、アルファベット(Alphabet)、メタ (Meta)、Amazonの3大企業がけん引する市場で、2023年に6000億ドル(約89兆4550億円)を上回る見通しだという。この3社のうちAmazonは、ここ数カ月でシェアを伸ばしている唯一の企業で、Amazon広告(Amazon Advertising)は2023年に米国での売上高が339億6000万ドル(約5兆630億円)になるとインサイダーインテリジェンスは述べている。

だが、アルファベットとメタの米国での売上高788億6000万ドル(約11兆7570億円)と513億5000万ドル(約7兆6560億円)と比べると、差の大きさは明白だ。とはいえ、Amazonの幹部は、クラウドコンピューティングが重要な役割を果たす最新サービスの展開により、この差はある程度縮まると期待している。

Amazonが発表したのは、パブリッシャー向けの新しいクリーンルームサービスや、Amazonマーケティングクラウド(AMC)を用いて広告主のリーチを拡大するためのクロスチャネルプランニングツールを含む、DSPのアップデートなどだ。

AmazonによるDSPのアップデート

DSPのアップデートには、Amazon AdsのAPIに加え、広告主にオーディエンスに関するより包括的なインサイトを生み出させるAMCの強化、ならびに高度なキャンペーンのプランニング、アクティベーション、最適化制御が含まれる。

Amazon DSP担当バイスプレジデントのケリー・マクレーン氏は、バイサイドツールのアップデートのもうひとつのカギとなる部分は、ユーザーインターフェースの簡略化だと語った。「もっとシンプルであるべきだという顧客からのフィードバックに耳を傾け、ユーザーインターフェースの設定を完全に見直した」とマクレーン氏は述べ、「目標ベースのワークフローと投資」の改善が目的だったと付け加えた。[続きを読む]

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