
- 韓国発ブランドPAFがピッティ・ウォモのゲストデザイナーに選出され、独自性が評価された。
- 日本ブランド「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」は名誉招待枠に登場し、長年の念願が実現した。
- ピッティの主催者は、韓国・日本文化の影響力とメンズウェア教育の重要性に言及した。
毎年、イタリア・フィレンツェで開催されるメンズウェアの展示会「ピッティ・イマージネ・ウォモ(Pitti Imagine Uomo、以下ピッティ・ウォモ)」(2025年6月17〜20日開催)では、「ゲストデザイナー」が選ばれる。近年では、エムエムシックス(MM6)やルカ・マリアーノ(Luca Magliano)、トッド・スナイダー(Todd Snyder)といったブランドがその役割を担ってきた。過去には、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries van Noten)やドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)といったデザイナーが選出され、大きな注目を浴びてキャリアの飛躍につなげている。
参加するすべてのブランドが編集者、バイヤー、そして顧客にコレクションを披露する機会を得られるが、ゲストデザイナーに選ばれると、3日間という短い開催期間中に特別なショーを開催する栄誉が与えられる。たとえば、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)は1979年にピッティ・ウォモで初期のコレクションを披露しており、またヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)は2005年にキャリア30年の回顧展を実施している。
今年の「ゲストデザイナー」は、韓国発のブランド「ポスト・アーカイブ・ファクション(Post Archive Faction、以下PAF)」である。PAFはデザイナーのリム・ドンジュンとチョン・スギョによって設立され、主催団体であるピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)と韓国コンテンツ振興院(Korea Creative Content Agency)の支援のもと、6月17日に開幕するピッティ・ウォモの期間中にショーを開催する予定だ。
韓国文化への関心と「窓を開ける」視点が選出の決め手に
ピッティ・イマージネのコミュニケーション&イベントディレクターであるラポ・チアンキ氏は、韓国の芸術文化に対するチームの高まる敬意がPAF選出の理由であったと語る。
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