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ヤッカリーノ氏の電撃退任で揺れる X  広告業界との関係にも波紋

記事のポイント

  • XのCEOリンダ・ヤッカリーノ氏が在任2年あまりで退任し、後任や役職の継続性に不透明感が漂っている。
  • 広告主との関係修復を担っていたヤッカリーノ氏の退任により、今後の広告収益やプラットフォーム戦略に懸念が広がっている。
  • ユーザー数の減少やプロダクト開発の不透明さなど、Xの将来像に対する業界内の疑問が一層強まっている。

XのCEOであるリンダ・ヤッカリーノ氏が、在任わずか2年あまりでその職を退く。

「イーロンと初めてXのビジョンについて語り合ったとき、これは人生最大のチャンスになると確信した。この会社の並外れたミッションを実現する責任を託してくれたイーロンに心から感謝している。言論の自由を守り、会社を立て直し、Xを『エブリシング・アプリ』へと進化させるという使命を果たしてきた」と、ヤッカリーノ氏はXに投稿した。

同氏の退任は、この2年間にわたる波乱の時代の終焉を意味する。在任当初から、業界関係者は彼女がXのオーナーである億万長者イーロン・マスク氏のもとで本当にどれほどの権限を持っていたのか疑問視してきた。

しかし、これほど注目を集める退任にもかかわらず、マスク氏は今のところ何のコメントも投稿もしていない。

ヤッカリーノ氏がXでのキャリアにピリオドを打った一方で、プラットフォームそのものは存続している。そこで、今後しばらくマーケティング界隈でささやかれ続けるであろう5つの主な疑問を挙げる。

ヤッカリーノ氏の後任は誰になるのか?

ヤッカリーノ氏の後任は誰になるのか? それは何十億ドルもの価値がある問いである。というのも、そもそもその「ポスト」が今後も存在するのかさえ不明だからだ。

マスク氏は、広告主の懐柔と混乱の収拾を目的にヤッカリーノ氏を指名したが、結果的に彼女を何度もないがしろにしてきた。今回の退任により、マスク氏が後任を探すのか、それとも過去にもそうしてきたように自ら役割を吸収してしまうのかは不透明である。

より重要な問いは「果たしてこの役職を望む人物がいるのか?」という点かもしれない。次期CEOが受け継ぐのは、変動の真っ只なかにあるプラットフォーム、懐疑的な広告市場、そして、予測不可能かつ最悪の場合は構造そのものを敵視する上司である。

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