
- ユニクロは5番街旗艦店にカフェを開業し、買い物体験の向上とブランド接点の強化を図る。
- 抹茶を含む高品質ドリンクを提供し、SNS人気や若年層の健康志向にも対応。
- 実店舗ならではの滞在価値を重視し、他都市展開も視野に顧客体験の深化をめざす。
ユニクロは3月28日、ニューヨーク・5番街の旗艦店に「ユニクロ コーヒー(Uniqlo Coffee)」を開業した。これは、ファッションブランドがライフスタイル要素を取り入れ、顧客との関係性を深めようとする近年の小売トレンドの一環である。カフェでは、「ユニクロブレンド ロースト」や「エチオピア ロースト コーヒー」などの日本発の高品質なコーヒーに加え、世界的に人気が高まっている抹茶ドリンクも提供している。
ユニクロ アメリカのマーケティング責任者であるニコラ・セソ氏は、「このコーヒーコンセプトをニューヨークに導入することで、買い物体験をより豊かにしたかった。5番街は世界有数の象徴的な場所であり、ここを訪れる人々がコーヒーを楽しみながらリラックスし、ブランドとより深く関わることができる空間を提供したいと考えた」と語った。
調査会社プレイサーAI(Placer AI)のデータによれば、2025年1月には5番街をはじめ、ソーホー、タイムズスクエア、34丁目、ウェストビレッジといったエリアで歩行者数が前年同月比で少なくとも8%増加したという。
午前11時から午後8時まで営業するこのカフェは、ユニクロの日本的な「おもてなし」精神を体現しており、来店者にくつろぎと滞在を促す空間を提供することで、5番街店を単なる店舗から「憩いの場」へと進化させる狙いがある。[続きを読む]
The post ユニクロ 、NY旗艦店にカフェを開業しブランドとの関係構築をめざす appeared first on DIGIDAY[日本版].
Source: New feed
