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ラネージュ が挑むセンサリーマーケティング。 SNS映えとリアル体験の両立へ

記事のポイント

  • ラネージュは食品や飲料と連動したマーケティングで、五感に訴える体験を提供している。
  • 限定商品やイベントを通じて、濃いファン層の形成とSNSでの話題化を図っている。
  • 成功の鍵は「フード+体験+拡散性」で、今後はシェアとリーチが重要指標となる。

アモーレパシフィック(Amorepacific)が所有する韓国のスキンケアブランド、ラネージュ(Laneige)がそれをささやかにはじめたのは2023年、クリームスキントナー(Cream Skin Toner)の発売に合わせてロサンゼルスのカレラカフェ(Carrera Café)で開催されたインフルエンサー限定イベント「クリームスキンカフェ(Cream Skin Café)」だった。

だが、それ以降はインフルエンサーにとどまらず、ブランドのコミュニティにも開かれた「飲食を軸としたアクティベーション」が、同ブランドの中核的な施策となっている。

「ビジュアルストーリーテリングやパッケージ、テクスチャー、色彩、味覚など、五感すべてに訴えることで、ブランドは消費者と製品とのあいだに、より深いつながりを生み出すことができる」と、ラネージュの統合コミュニケーションディレクターであるミシェル・クワック氏は語る。

飲食×コスメのコラボは今やスタンダードに

ヘイリー・ビーバー氏によるエレウォン(Erewhon)のスムージーが大成功を収めたことで、特別な食品や飲料と組み合わせて製品をローンチする手法が、今では一般的な戦略になった

たとえばバブル(Bubble)は、初のリップバームを発売する際にジュースプレス(Juice Press)と提携した。多くのブランドにとっては一度限りの戦略だが、ラネージュにとってはそれが基盤となっている。

ラネージュが重視しているのは、「地元で話題になっている食品ブランド」との協業により、特別なアイテムとあわせて製品を発売することだと、クワック氏は述べている。

ニューヨークを拠点とするドードナツ(Dough Donuts)や、ロサンゼルスのララランド カインドカフェ(La La Land Kind Cafe)との最近のパートナーシップもその一例だ。同社の多くの製品が食品をベースにしたフレーバーを特徴としていることを踏まえると、こうした展開はごく自然な流れといえる。

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