
- リテールメディアネットワークの広告費が2024年に600億ドルに達する見込みで、店舗内メディアが注目されている。
- IAB(インタラクティブ広告協議会)が店舗内メディアの基準を設定し、測定ガイドラインや広告配置の推奨フォーマットを発表予定。
- ヴァイブノミクスやスウィフトリーといった企業が、店舗内メディアの測定技術を強化し、効果を明確にするための提携を進めている。
リテールメディアネットワークは、地域に根ざした広告主からのメディア広告費が著しく増加し続けており、eマーケター(Marketer)のある推計によると、2024年のオムニチャネルリテールメディア広告費は600億ドル弱(約8.5兆円)に達する見込みだ。しかし、このビジネスにはほとんど見落とされてきた部分がある。皮肉なことに、それはもっとも古くから存在している店舗内メディアである。
たしかにリテールメディアネットワークの著しい成長を牽引している大部分は、買い物客のデータをCTVや他のデジタルプラットフォームの視聴者数とリンクさせる機能である。だが現在、一部の企業はキャンペーンの一部である店舗内メディアの取り組みをサポートするため、フットトラフィック数(来店客数)やコンバージョン率、ユニークビジター数、エンゲージメントレベルなどの統計を改善する策を取っている。
一方、IAB(インタラクティブ広告協議会)は、9月18日にニューヨークで開催されるコネクテッドコマースサミット(Connected Commerce Summit)にて店舗内メディアに関する一連の基準を発表する予定だ。測定ガイドラインのほか、用語を明確にするための定義や広告配置の推奨フォーマット、メディアを配置できる店舗ゾーンの明確な定義などが共有される。続きを読む
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