
- 広告主はオンサイト中心の戦略から、プログラマティックやCTVを含むフルファネル戦略へとシフトしている
- Amazonは依然として主導権を握っているが、ウォルマートやインスタカートがその差を詰めようと取り組んでいる
- RMNの成長には測定の提供が重要視され、オフプラットフォーム施策への投資や共同出資などの提案が進んでいる
2025年も半ばを過ぎた現在、リテールメディアは依然として業界で最大の成長の物語のひとつであり、より多くの広告費と注目を集めている。
しかし、当初リテールメディアのオンサイト広告に殺到していたメディアバイヤーが、いまではプログラマティック、CTV、ソーシャルにまたがるチャネルのフルファネル戦略を追い求めるようになっている。広告主たちは、2025年の前半がリテールメディアネットワーク(RMN)の成長へのスパートだったとすれば、後半は勝負の時になると。
つまり、RMNが成果を上げるか、広告主が広告費を引き揚げるかのいずれかということだ。
「2025年、RMNはより合理化され、より重要な提携に注目しはじめている。それは、データを持っているだけでは完璧なストーリーができあがらないことを理解しているからだ」と、Wプロモート(Wpromote)のメディア投資責任者であるディアナ・マルキーン氏は言う。「フルストーリーとはデータ、拡張されたインベントリー(在庫)、リーチ、そしてクローズドループの測定に至るまでの、すべてだ」。
メディアバイヤーは、トータルコマース戦略、フルファネル測定、オフプラットフォームの取り組みにおける完全な透明性に重点を置いている。Amazonは、そのデータと広告エコシステムで、まだ支配力を維持しているかもしれないが、あるメディアバイヤーは、ウォルマート(Walmart) やインスタカート(Instacart)などのプレーヤーは、ギャップを埋めるために取り組んでいる、と米Digidayに語る。
ここでは、2025年下半期のリテールメディアの状況がどうなるかを考えてみてみよう。
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The post リテールメディア に求められる広告主の本音 さらなる進化に必要なのはフルファネル化か appeared first on DIGIDAY[日本版].
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