記事のポイント
- リテールメディアは急成長し、世界の広告費1400億ドル（約20兆7950億円）を占める。
- しかし、広告主ごとに予算管理の体制が異なり、部門間で対立が生じている。
- 分散した予算管理がエージェンシーの対応を複雑にし、一元化が求められている。
ブランド広告主内で発生している機能不全がリテールメディア投資の追跡や管理を困難にしている。
リテールメディアは、もっとも急成長している投資分野のひとつであり、世界の広告費の1400億ドル（約20兆7950億円）以上を占めている。イーマーケター（eMarketer）の報告によると、米国、英国、欧州の大手小売業者にとって新たな収益源となっている。
たとえば、米小売大手ターゲット（Target）の最新の収益報告書では、リテールメディア部門が好調な業績を上げており、年間収益は2023年比で25％増の6億4900万ドル（約964億円）となった。
これにより、ほかの事業部門の低迷を補っている。ウォルマート（Walmart）のリテールメディア広告事業も同様で、2024年の広告収益は世界全体で前年比27％増の44億ドル（約6535億円）に達している。［続きを読む］
The post リテールメディア 予算の管理権をめぐる対立、苦悩するマーケターとエージェンシー appeared first on DIGIDAY［日本版］.
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