
記事のポイント
- 米国の自動車業界は経済不安のなかでも広告支出を増加させている。
- 新興自動車メーカーであるリビアンは米国産ブランドとしての認知拡大を重視している。
- 同社は短期的な景気変動より中長期の成長を重視した柔軟な施策を展開中。
経済の先行き不透明感と景気後退に関する風説が強まるなかで、自動車メーカーは、製造コストに対する関税の影響や、インフレに対応して変動する消費支出など、すべてにおいて困難な闘いに直面している。
先行き不透明な状況は従来、マーケティング予算の削減を意味してきた。だが、自動車メーカーはまだそれを決断する準備ができていない。イーマーケター(eMarketer)によると、米国での自動車メーカーのメディア支出は、2024年の294億8000万ドル(約4兆1975億円)から増加して、2025年には317億7000万ドル(約4兆5240億円)に達すると予想されている。
米DIGIDAYでは今年1月に、自動車メーカーは関税をめぐる緊張に照らして広告支出を鈍化させていないと報じているが、最近、電気自動車メーカーのリビアン(Rivian)でマーケティング担当バイスプレジデントを務めるデニス・チェリー氏にインタビューの機会を得た。テーマは、経済的逆風への現在の対抗策や、初めてのブランドキャンペーンを現在実施しようとしている理由、そして先行き不透明ななかでの長期計画の策定についてだ。
なお、このインタビューは読みやすさのために若干の編集を加えてある。
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The post 不透明な経済のなかで マーケター はどうメディア予算を定めるか? 米新興自動車メーカーの事例 appeared first on DIGIDAY[日本版].
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