
- ブランドのポッドキャスト投資が拡大し、シリウスXMなどがライブイベント開催を急増させている。
- ライブ収録は広告主にとって高い費用対効果があり、会場内外でのブランド体験を提供できる。
- ポッドキャストは音声に留まらず、クリエイターエコノミー全体の戦略拠点として注目されている。
ブランドによるポッドキャスト向けのマーケティング支出が増加するなか、ポッドキャスト企業はこの需要に応えるべく、ライブイベントの開催を増やしている。
2024年、全米最大の衛星ラジオ事業者であり、ポッドキャストや音楽ストリーミングにも力を入れる音声コンテンツ企業のシリウスXM(SiriusXM)は、初めてライブポッドキャストイベントに挑戦し、1年間で10件のイベントを実施した。2025年に入ると、同社はすでに18件のライブポッドキャスト収録を行っており、年末までにその数を倍増または3倍にする計画である。
シリウスXMのライブポッドキャストは、観客数が40人から450人超まで幅広いが、チケット制のイベントではない。ハーシーズ(Hershey’s)やメイシーズ(Macy’s)といった広告主のスポンサーシップが収益源だ。イベントは、ニューヨーク市の本社にある同社の社内録音スタジオや、アヴァロン・ハリウッド(Avalon Hollywood)などの会場で開催されている。
シリウスXMメディア(SiriusXM Media)の戦略的ソリューション担当シニアバイスプレジデントであるカリーナ・モントゴメリー氏によれば、2025年の6月時点で、ライブポッドキャストイベントのスポンサー数とそれに伴う広告収益は2024年全体と比較してすでに160%増加しているという。ただし、正確な数字は明かされていない。
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