ここ1年で次々と登場した衝撃的報告にあるとおり、マーケター勢には各々のプログラマティックサプライチェーンにおける無駄の削減に対し、なおいっそう積極的に取り組めるだけの余地がある。
その点を念頭に置き、ANA（全米広告主協会／Association of National Advertisers）は透明性イニシアチブ、「プログラマティックベンチマーキング報告」を始めた。その目的は、協会員らのメディア支出をより良いものにすることにある。
2023年のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル（Cannes Lions Festival of Creativity）においてANAが発表した透明性に関する予備調査報告書の中で、アドテク商慣習における灰色の部分がいくつか明らかにされた。
広告予算の一部が不正なインターネットに流出
一方、アナリティクス（Analytics）によるその後の報告書では、その醜悪な側面の一部が暴かれており、ブランド勢のメディア予算がインターネットの「疑問の余地が残る」部分の資金源にされている、という不愉快な真実が暴露された。
アナリティクスの最新報告書により、何百社もの主要広告主勢が広告を見せるためだけに作られた、いわゆる「MFA（made for advertising）」サイトにそれと知らずに広告を出稿している事実が明らかになった――これは、2023年のANAによるアドテク監査において重要視された問題のひとつにほかならない。
オンラインメディア費の管理と業界全体のマーケティング部門上層部に対するさらなる教育については、ブランド勢による「より一層の努力が必須」とされている。［続きを読む］
The post 全米広告主協会、 デジタル広告 の信用回復と評価のためのイニシアチブを強化 appeared first on DIGIDAY［日本版］.
Source: New feed
