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創業25年の ナッツドットコム 、小売店に本格進出した理由

記事のポイント

  • ナッツドットコムは新ブランド「ポップ&ソル」を立ち上げ、米国主要小売チェーンに本格進出した。
  • 創業以来オンライン中心だったが、オムニチャネルのプレミアムスナック企業への進化を目指している。
  • 関税問題などの外部要因に柔軟に対応しつつ、自社製造とサプライヤー連携で安定供給を維持している。

カラフルなパッケージと漫画調のマスコットで知られるオンラインスナックストアのナッツドットコム(Nuts.com)は、オムニチャネルブランドとしての地位を確立するため、本格的に食料品店に進出しはじめた。

ナッツドットコムは新しいラインのポップ&ソル(Pop & Sol)を発売し、米国全土のターゲット(Target)1346店舗、ザ・フレッシュマーケット(The Fresh Market)166店舗、ショップライト(ShopRite)34店舗に初めて参入する。ポップ&ソルはナッツベースの製品で、現在はローステッドエロテピーナッツ(Roasted Elote Peanuts、コーンスナック味ピーナッツ)やホワイトチョコレートカバードカシューナッツ(White Chocolate Covered Cashews、ホワイトチョコ掛けカシューナッツ)など、甘いものと塩味のものが4種類ずつ、計8種類で構成されている。塩味のものはターゲットで、甘いものはザ・フレッシュマーケットとショップライトで販売される。

ナッツドットコムにとって、食料品店への進出は大きな一歩だ。同社は2016年に買収したブランドのコッパーズチョコレーツ(Kopper’s Chocolates)を通じて、ウォルマート(Walmart)、サムズクラブ(Sam’s Club)、スプラウツ(Sprouts)に多少は進出していた。しかし1990年代後半からずっと、ナッツドットコムの主要なビジネスは主にオンラインだった。同社は今、2023年に新しいCEOが就任して以来、ほかのチャネルに販路を広げて顧客基盤と売上を拡大することをめざしている。そのために、自社ブランドの名を掲げて初めて卸売事業に参入することになった。

ナッツドットコムのCEOのPJ・オレクサック氏は米モダンリテールに、このローンチをサポートするために1年半にわたり事業の再構築を進めてきたと語った。「社内チームと取締役会をしっかりと組織し、規模の拡大に耐えうるようにシステムとプロセスを確実に整えたかった」とオレクサック氏は述べている。同氏はポップ&ソルを「当社の成長戦略において、非常に重要なステップ」と呼び、「これからが楽しみだ」と付け加えた。

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